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太陽電池の耐久性はどの程度あるのか?

設置後に、太陽電池が壊れたり性能が劣化したりしないかと心配な方もいるかもしれません。しかしその点はあまり心配ありません。太陽電池の表面は強化ガラスで、カラスが突っついたり風で飛ばされた木の枝が当たったりしたくらいでは、まず傷む ことはありません。 また仮に太陽電池表面のガラスが一部割れたとしても、該当するセルやモジュール がまったく発電しなくなることはありません。というのも、|部の電極が破損しても、その不良箇所を迂回して、隣の電極などを通して電気が流れるように設計されているからです。

専門的にはバイパス処理と言いますが、セルの一部がだめになっても、発電室がゼロにはならないような配慮がなされているのです。
ただこのような場合、バイパスがいき過ぎると、隣接する電極などに必要以上の電気が流れて負荷が増え、そこが熱を持って電極が切れたり焦げたりすることがあります設置業者の間では 「ホットスポット」などと言っていますが、このような現象には注意が必要です。

また割れた箇所や隣接する箇所の発電にはほとんど問題がなくても、まれに割れた箇所から水が入り込んで電極が破損し、モジュール全体の発電に悪影響が出る場合もあります。

モジュール表面が割れた場合でも、すぐに発電量に大きな影響が出ないケースが多いですが、なるべく早めの交換をお勧めします。せっかくの旧年保証は有効に利用して、常に最良のシステム状態を保ちましょう。

どんな屋根にも太陽電池は載るか?

太陽電池を屋根の上に付ける場合、下の屋根材との間を専用金具でとめて固定することが一般的です。現在、太陽電池メーカーの努力もあって、多種多様な屋根の素材にもモジュール設置が可能になってきています。

とはいえ、例えば設置が基本的に可能な瓦にしても、何百種類ものタイプが流通していて、なかには設置が困難だったり不可能だったりするものもあります。
また大手のハウスメーカーの中には、屋根材の下地に断熱材を入れてチップ材でサンドウィッチ構造にしたものを使用するケースがあります。その種の屋根材のボードには基本的にビスが効かず、太陽電池の固定ができません。|例では三井ホームがそのような素材を用いることがあります。提携しているシャープ製の太陽電池は設置できますが、他のメーカーのものでは対応できません。

また木造や鉄骨の建物には「垂木」という屋根を支える構造部分が設けられることが多いのですが、この垂木を無くす工法も増えています。そのような家屋でも垂木固定が標準となっているメーカーでは、太陽電池の設置が難しい場合があります。同様 に、あらかじめ工場で作ったコンクリートの屋根パネルを施工現場ではめる「陸屋根」を用いた家屋の一部でも、設置が困難な場合があります。

このように、屋根材と屋根下地の素材、構造(垂木の有無など)によっては、設置できる太陽電池のメーカーが限られたり、そもそも設置が難しいといった場合もあります。そのあたりは素人にはわからないため、メーカーや販売店にしっかり確認しましょう。無理に設置して、強風で飛ばされたり、雨漏りしてしまったりすることがないように注意してください。

いまや家電量販店でも購入可能

従来の家電メーカーとは異なる昭和シェル系のソーラーフロンティアが、太陽電池の生産量を飛躍的に増やしています。
太陽電池製造へのメーカーの新規参入だけではなく、太陽光発電システムの販売 ルートや手法にも新たな試みが取り入れられています。
テレビ通販による販売は先にも紹介しましたが、大手の家電量販店の店頭でも、電気自動車や太陽光発電システムが購入できる時代になりました。わざわざ優良なディーラーや設置業者を探す努力をしなくても、会社の行き帰りなどにふらっと店舗を訪れ、そこで見積もりを取ったり相談に乗ってもらったりすることも可能です。

太陽光発電に関しては、現状は大手家電量販店で注文したからといって、価格が劇的に安くなることはないようです。街中の設置業者に頼む場合と同価格程度です。
というのも、大量仕入れで在庫して薄利多売をするテレビやパソコンと違って、太陽電池は店頭在庫していません。成約後にメーカーから取り寄せ、下請けなどの設置業者の元に送られることが一般的です。

また成約に至るまでのプロセス(顧客の屋根の状況を確認して希望や予算も聞いて見積もりを取る)も、街中の設置業者に頼むのとほぼ同じです。結局は一軒一軒で千差万別の環境を調べるため、屋根に上ってみて日当たりや日照の具合、また屋根材などを逐一調べていく必要があるからです。

いわば家電量販店は、新たな販売代理店のようなものと思えばよく、そのため価格 面でも街中の設置業者に頼む場合と大きな差はありません。
とはいえ、いずれ太陽光発電が普及して太陽電池の量産が進めば、このような「異業種参入」は価格を押し下げ、普及に貢献していくことでしょう。

京セラ

京セラは、日本で初めて住宅用太陽光発電システムを発売しました。太陽電池の原料となるシリコン粒子の鋳造から製品化までの全工程を自社で行う一貫生産で培った総合的な製品知識と、たゆまぬ研究開発により、世界に認められる製品品質を実現しています。

京セラの長期信頼性を重視していることへの評価は、たとえば同社のモジュールが、業界で初めて長期連続試験認証を獲得していることでもわかります。この試験は、世界有数の第三者認証機関であるテュフ・ラインランド(本社ドイツ)が、性能品質テストとして実施するもので、1枚のモジュールに対し、高温高湿耐性、結露・凍結など4項目がチェックされます。

また、千葉県佐倉市にある京セラソーラーエネルギーセンターでは、記年前からモジュールの経年変化を調査し続けており、配年経過時点での出力低下は僅か9.昭%という謹里〈的な性能を持続しています。

現在、既築・屋根置型として「サムライ聖と「エコノルーッ理「エコノルーッアドバンス、」の3シリーズの多結晶シリコン型太陽電池をラインナップしています。高性能の商品を用意する同社のもう一つの魅力は、複雑な形状の屋根にも美観を損なうことなく設置できることでしょう。

「サムライ」は、長さの異なる3種類の太陽電池を組み合わせ、屋根のスペースを有効に活用します。「エコノルーッアドバンス、」は、サイズ・形状の異なる4つのモジュールを組み合わせて、複雑な屋根形状であっても多く発電できるように、屋根データを基に設計されています。このようなところにも京セラの商品力の強さがうかがえます。